日本民家園は古民家の野外博物館です。江戸時代の民家など25の文化財建造物を移築・展示しています。

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(0)原家住宅(市重歴)

(0)原家住宅(はらけじゅうたく)

⓪原家住宅

原家一階平面図

原家一階平面図

原家二階平面図

原家二階平面図

差鴨居四方差

差鴨居四方差


  • 川崎市重要歴史記念物
    • 旧所在地:神奈川県川崎市中原区小杉陣屋町
    • 建物区分:住宅
    • 構造形式:
      • 木造2階建、入母屋造、棧瓦葺(一部下屋 銅板葺)
      • 一階=桁行17.6m、梁行13.2m/二階=桁行10.9m、梁行9.1m
      • 風呂場・便所付属
    • 建築年代:明治44年(1911)4月16日上棟

木造建築技術が高度に磨かれた明治時代の豪壮な民家

この家は川崎市中原区小杉陣屋町に所在した大地主の主屋です。
原家の伝承によると、当住宅の建築は22年を要し、驚くほど慎重に家づくりを行ったことが伺われます。
主屋はケヤキ材をふんだんに使用した木造・二階建て・桟瓦葺き・延べ117坪(387㎡)の大規模住宅で、南に面しています。
2階に入母屋造りの大振りな屋根をかかげ、1階は正面の式台(格式ある玄関)に唐破風(からはふ)屋根設けたり庇(ひさし)屋根も瓦葺きとするなど、重厚で格式を備えた外観が特徴といえます。
内部1階は正面向かって左手(西側)に土間・台所の作業空間、その右手(東側)に前後2列・左右3列の居住空間があり、2階は家族の生活空間となります。
1階は天井が高く、柱も太く、丈の高い差鴨居(さしがもい)が多用されており、豪快な空間構成が印象的です。一方2階は室の大きさと天井高が適度に抑制され、生活部分としての落ち着いた空間を作り出しています。
木工技術に関してはすべてに渡って精度が高く巧妙であるといえます。大振りな屋根は出桁造(だしげたづくり)による二軒(ふたのき)構造でしっかり支えているように見えますが、実際は屋根裏の跳木(はねぎ)や梁が荷重を負担し、出梁(だしばり)(腕木)は見せかけのつくりとなっています。また、柱の前後左右に差鴨居が取り付く場合の「四方差し(しほうさし)」技法や、欅の厚板を用いた縁板が反ったり隙間を生じたりしないような複雑な加工など、目に見えない部分で多大な配慮が認められます。

見どころポイント!

  • 部屋によって壁土の色・天井の高さが異なります。格式の高い部屋ほど天井が高くなります。
  • 間仕切りの板戸はケヤキの一枚板です。
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